寄贈用の特殊印刷本日は、八戸市に4/21にオープンした『八戸クリニック 街かどミュージアム』様へ寄贈予定のUVプリンタを使った特殊印刷物を試作していました。

用意した紙は『のぼり』を作成する時に使用される『ポンジ』という薄い布を紙に貼りつけたような紙です。

ポンジシート自体がインクジェット用のものですので、普通の大判プリンタでも印刷は可能ですが、布の特性上『インクが染み込んで広がってしまう』ため、細かい文字が鮮明に見えないという弱点があります。

しかし、赤間印刷の大判プリンタはUVインクですので、インクが染み込んで広がる前に光で固めてしまうので、細かい文字も鮮明に表現してくれます!このUVインクの特性を生かして、しっかりと文字も読める卓上用のミニのぼりもご提案させていただいております。

おっと、宣伝してしまいました。

それはさて置き、ポンジシートへの印刷は何度もやっているのに、なぜ試作をしたのかというと『グロスとマットの厚盛を使用して、鳥瞰図の部分をグロス、陸地の部分をマットでコーティングして少し立体感を出してみよう』という試みをしかたっかからなのです。

ポイントは『布地で』とう点です。

鳥瞰図の出力完了というわけで、八戸クリニック小倉院長よりお借りした『吉田初三郎 作の八戸市の鳥瞰図』をテスト出力してみました。

今回の厚盛印刷は同じ場所に合計で4回行います。

1回目は鳥瞰図をそのまま印刷、2回目はグロス部分のインクが広がらないように下地の透明インクを印刷、3回目はグロスインクを下地の上に印刷、4回目はマットの透明インクを通常の4倍の量で印刷という手順になります。

ちなみに、横75cm×縦20cmのサイズを印刷するのに約3時間かかりました。※本番はこのサイズの4倍の面積になるので、もし同じ仕様で印刷すると12時間!?かかりますね。。。

というわけで、仕上がりを確認してみましょう!

素のままの鳥瞰図厚盛加工した鳥瞰図左が素のままの印刷、右が厚盛加工した印刷になります。

結論から言ってしまうと「失敗」ですね。
確かに厚盛は成功していますが、海の部分がグロス、陸の部分がマットの設定だったのですが、布地の凹凸を拾ったせいでグロスもマットに見えてしまっています。

更に、鳥瞰図という作品ですので、厚盛加工は似合わないという周りの評価もありました。。。
確かにそうですね。。。 このように、良い技術があるから何にでも使えばいいというものではないという事も時々学ばせていただけるのが試作ですね!

試作は失敗しましたが、素のままの印刷の方が『ポンジの布の質感と鳥瞰図の雰囲気』が絶妙にマッチしており、今回は素のままの印刷で良いという方向で話がまとまりそうです。

印刷後の加工をどうするかなど、決めなくてはいけない事がまだ沢山ありますが、とりあえず試作はこれにて終了!

布地の厚盛サンプルとして、今回の鳥瞰図はとっておこうと思います。
サンプルが見たいという方がいらっしゃいましたら、ご連絡のうえ、赤間印刷までお越しくださいませ!

あ、うちのサイト、アクセスマップが無い!! 作ります。。。