こんにちは、今回は透明な名刺についてです( ・∀・)ノ

先日、専務より名刺を作ってもらいたいとお話がありまして、初めて透明な用紙を使って名刺を作ることとなりました。
専務は大体年6回ほど名刺をリニューアルなさるそうで、今回は春らしい名刺をご希望とのことでした。

透明な名刺か…どんなのがいいだろう(´・ω・`)?
と悩んでいると課長からエンボス加工という方法がローランドには備わっているというのを教えていただきました!

ここで言うエンボス加工とは…

紙をへこませるのではなく凸部を形成して高さに変化をつけるやり方の擬似的エンボス加工の意です。何度も透明インクを重ねるのではなく、薄く細かくといった表現が近いかと思います。

ローランドにあらかじめ何種類かのエンボス加工用のパターンが収録されていたので、それを使って制作にあたってみることにしました。

春らしいということで、やはり思い浮かぶのは。あとピンクを入れてほしいとも指示をいただきました。
素材はクリアファイルにも使われる比較的柔らかな用紙を使用。この素材は透明、というよりは半透明で既に淡くホワイトがかけられているかんじです。

デザインも固まったのでまず出力、してみたのですが出来上がりを見てみるとやはり色々と問題点が。
まず半透明と言えど光を通してしまうので文字情報(今回はK=90で出力)がとても薄い(´・ω・`)
エンボスの部分も説明書どおりにエンボス加工の項目を選択した結果(このローランドの厚盛りの設定には3種類ありまして、一つはグロス加工でつるつるした仕上がり、二つ目はマット加工で光沢があまり強くない仕上がり、三つ目はエンボス加工で最初にマットの加工を施してからグロスで仕上げるという二段階での加工、の三つが選択できます。)一番見えて欲しい凹凸のある柄が潰れてしまい、ただただてかてかした印刷になってしまいました。

文字が読みにくいこととエンボス加工がうまく表現できなかったことの二つを改善するために、二回目の印刷では背景に薄くホワイトを敷き、更に文字もホワイト→CMYKの加工に変更して二回インクがのるように、そして厚盛りの設定をマットに変更しました。

すると大分文字が見やすくなりました。エンボス加工も細かな模様がはっきり見えます。
このマット加工、前に私の名刺を作った際にも細かな厚盛り部分をマットで行ったらうまく出力できた、といったことがありました。断言はできませんが、細かな部分に厚盛りを施す際はマット加工が向いているのかもしれません。

さて上手く問題点が解消されたところで、もうワンポイント加えようと試みました。
エンボス加工の上に厚盛り印刷を部分的に行い「乗算」の加工を視覚的に行ってみようという考えです。

用紙が透明ですので色と色を重ねますと画面で見るように色が濃くなり、更にその部分が平面ではなく少し盛り上がるととてもリアルに感じられるのではないかなと思いやってみました。

 

ということで完成品がこちら。
名刺_全体像名刺_部分

 

 
アップの画像を見ると桜が浮き上がって見えるのと少し色が濃くなっているのが分かると思います。乗算を視覚的に表現するという方法は可能なようですね(ノ゚ω゚)ノ
そしてエンボス加工は思ったより細かく出る、といったことが今回判明しました。
このエンボスのパターンはほかにも十数種類あるので、あとで全パターンをサンプルで出力してみたいと考えています。

どうしても光を通してしまうので白インクを引いても可読性が低くなってしまうのが難所ではありますが、逆の発想で白い紙やテーブルの上に置くと見えなかった文字やデザインが見えてくるといった表現が可能なのが、透明な用紙のおもしろいところではないでしょうか(●´ω`●)

この透明な用紙を使用する際は、光と白がポイントになってきそうです。